【aim札幌店】振袖に合わせるファーショールの種類

振袖用のふわふわショールについて

成人式で振袖に合わせる小物といえば、白いふわふわしたショールを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。すっかり定着しているこちらのショールは、一般的にファーショールと呼ばれます。ファーショールは振袖に絶対に必要な小物ではありませんが、防寒のためには大切なアイテムです。振袖は帯の結び目を大きく華やかに作るので、上からコートを着ると帯が潰れて型崩れしてしまいます。そのため帯を潰さず首元を暖めるショールが必要なのです。

防寒対策だけでなく、ファーショールを身に付けると見た目にも華やかです。オーソドックスな白いタイプ以外にも、ピンクや黒に染めたものや、刺繍がほどこされたもの、レースがあしらわれたものなど様々なデザインのものがあります。色だけでなく左右のショールを固定する方法にもバリエーションがあり、左右の紐をスナップボタンで固定するタイプ、左右の端に付いたリボンを結ぶタイプ、裏地に通し穴が付いているタイプ、ホックで止めるタイプ、クリップで好きな位置に止めるタイプなどがあります。振袖とショールは、合わせ方で見た目の雰囲気が大きく変わるので、購入する場合は試着してからがおすすめです。

ファーショールの素材あれこれ

ファーショールの素材は様々です。素材によっても大きく雰囲気が変わりますので、いくつか種類をご紹介します。

フェイクファー

化学繊維で毛皮に似せて作られた素材です。安価で入手できますし、リアルファーと異なり基本的には虫食いの心配もありません。手触りや見た目も本物と見分けが付かないほど高品質なものもあります。抜け毛が少ないので、暗い色の振袖でも安心です。

ラビットファー

全体的に毛足が短いウサギの毛皮が使用されています。染色しなくても毛色の種類が多く、毛皮の中では比較的お手頃な価格です。その代わり、いたみやすく抜け毛が多いので、保管には注意が必要です。

フォックスファー

美しい光沢の長い毛と豊かなボリュームを持つ、キツネの毛皮を使用した高級品です。インパクト抜群ですが、振袖も高級なものでなければショールの印象に負けてしまうので、購入する際には注意が必要です。

フェザー

ファーとは異なりますが、水鳥やダチョウなどの羽を使用したショールも人気です。その場合は、ファーショールではなくフェザーショールと呼ばれます。羽毛は長く非常に軽いので、歩くたびに毛が揺れるのが特徴です。

無理に身に付けなくてもOK

人気のファーショールですが、身に付ける上でのデメリットもあります。振袖の上半身の柄が隠れてしまいますし、暖かい屋内で外した後、置き場所に困ることもあります。また振袖に負けないようにたっぷりとしたボリュームで作られているので、振袖以外の服に着回すのは難しいでしょう。姉妹や親戚の間で使いまわすような予定がなければ、購入よりはレンタルがおすすめです。ファーショールにあまり興味がない方や振袖に自信がある方は、あえて身に付けないのもいいですね。

ファーショール以外にも、ベルベットやちりめん、カシミヤ製のショールも振袖に似合います。デザインや肌触りなどを総合的に見て、気に入ったものを探してみてはいかがでしょうか。